私が思うに地酒とは
欲しい、飲みたいと思える時に普通に買える酒と認識しています
例えばそれが生酒であったなら、酒蔵から出荷されてお客様の手に渡る間は、当店で冷蔵管理します
酒造メーカーの中には、あえて生産量を少なくして市場の希少価値を高めて売るようなやり方をしているところがあります
希少価値があると思えば、人って欲しくなるもんです
それが蔵元のやり方なのでしょうから、仕方がないといえば仕方がない…
先日、SNSでとある酒造メーカーの新製品?が紹介されてました
たしか以前にも新聞に掲載されていたような気がします
説明欄には、「県内の酒専門店」での販売と書かれてました
そのメーカーのホームページにも堂々とその酒が掲載されてます
メーカーに問い合わせたところ「試験的な販売なので、出せない」との返答
しかしながら、都市部の酒屋では販売されており釈然としない返事でした
ちょっと意味がわからない
酒屋を選んで出荷するような商品なら、堂々と宣伝するのは誤解を与えます
私はそのお酒に少し興味があり、このお客様に紹介してみようかなと思いました
私にとっての喜びは、お客様から
「この前、すすめてもらった酒おいしかったよ!」と言っていただくこと
その1本になるのではないかと思い、メーカーに問い合わせたのですが逆にいやな気分になりました
そのメーカーとは、昔からの付き合い
近年は、お酒を飲む人が減ってきて日本酒自体の販売量が減ってきています
昔ほど売ってないと言われればそれまでなんですが、私自身の力不足も感じつつなさけない気分になりました
地酒とは安定して手に入れられて、飲み手のことを想いまじめに造られた酒というのが私の考えです