こんにちは、店長です。
お店の名前は、湯浅酒店なのですが屋号があります。
「やりのさき」といいます。
漢字では、「鎗乃先」と書きます。
よく間違えられるんですが、「やり」という字は「槍」ではありません
つまり「木・きへん」ではなくて「金・かねへん」なんです。金へんのやりと言う字には、器という意味があるみたいです。
現在は読めないといわれる方が多いので、ひらがな表記にしています。
昔から「やりのさき」という呼び方で定着しているので、湯浅酒店というと、逆にどこそれ?というふうになってしまいます。
そういう私も昔から「やりのさきのあんちゃん」で通ってますからね。町内の他の店でも、屋号でよばれている店が何軒かあります。
うちの屋号の「やりのさき」なんですが、これはですね。戦国武将の佐々成政に由来しているんです。
戦国時代に戦場で飲み水欲しさに、地面を槍で突いて飲み水としたものが、後世になって酒造りで使われるようになりました。
私の先祖もその酒造りにたずさわってまして、それが店の屋号になったんです。
「槍の先の仕込み水」という名称で酒蔵では呼ばれていたようです。
当店のこだわりは…
「蔵元直送」ということ
これは蔵元から直接、配送してもらっているということです。
良い状態のお酒を直接、時間をかけずに仕入れができます。
また蔵元と会話ができますので、現在酒蔵がどんな状態で
何の酒を仕込んでいるのかがわかります。
そしてもうひとつのこだわりは…
「冷蔵保存」ということ
酒蔵から出荷された時点では、まだ酒が若く味がのっていないそういう場合があります
それを冷蔵庫において管理することにより、うまい具合に瓶内で熟成がすすみ、お客様の手に届くときには、飲み頃になるのです
このさじ加減といいますか、あん梅は長年酒屋をやってきた経験によるものが大きいのです。
遠方から来られるお客様「湯浅酒店」で道をきかれてもわからない場合は「やりのさき」でお尋ね下さいませ。
ご来店をお待ちしております。
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